2006年04月13日

がん告知されてから治療に入るまでの過ごし方 〜6th Anniversary〜

がん告知を受けて即日で根治治療という例を、わたくしはほとんど知りません。
だいたいは、もっと詳しい検査をして治療方針を決めたり、手術すると決まってからも数日〜1ヶ月程度は待たされます。
自分の時を顧みると、この時期が精神的に一番不安定だったと思います。
「がんである。なのに何の治療も受けていない。これでいいのか?」って感じでした。
検査でどのようなことをするかや入院の準備など、物質面や実質的なことは、うさぎの本宅内でたっぷりご紹介しておりますのでそちらを見ていただくとして、今日は精神衛生面のことを書いてみたいと思います。

●病気についての考え事は太陽のある時にする
夜、日が落ちてからは、「自分はこれからどうなるんだろう?」などと、病気の行く末について考えてはイケマセン。
良くない想像しか浮かびませんて。
昼間だと「やるだけやってみよう!」とか「きっと治る!」という前向きな気持ちになれることが多いんですが、夜は「どよよんモード」まっしぐらでしょう。
眠れないなら、主治医に眠剤を処方してもらうなり、お酒飲むなりして、さっさと寝ちゃうべきです。

時々、悲観的なメールをいただきますが、だいたいが夜に書かれたものです。
特に、真夜中に書かれたものはものすご〜く悲観的です。
「きっと助からないと思います」なんて書いてあっても、その方のステージは0期だったりして…。
統計的に見て、0期で治療した場合の再発率は0%。
つまり生存率100%なんです。
(子宮頸がんの場合。体がんも0期で子宮全摘した場合は再発率0%)
わたくし自身の見聞きした例でも、0期で治療した後に再発して亡くなった患者さんは一人も知りません。
なのに夜、もんもんと考えた末、望んでも死ねない状態なのに絶対に死ぬと思い込んでしまっていて、「この方、こんなことしていたら自分で自分を病気にしてしまうのではないか」と心配になる時があります。

●日記をつける
がん告知を受けて、爽やかな明るい気持ちになる人はたぶんいません。
皆さん、大小の差はありますが動揺しています。
辛いですよね〜。
誰かに話して楽になりたいですよね〜。
でも、愚痴話を四六時中聞かされていたら、相手はいつか耐えられなくなるかもしれません。
それで友人が去って行った人、家族からもなかなか理解してもらえなくなった人を、わたくしはたくさん見てきました。
病気を抱え、周囲との人間関係も壊れてしまって、本当に大変だろうなと思います。
日記をつけましょうね。
「○○のバカヤロー」でもいいんです。
人には見せられない、弱い自分をさらけ出してもいいんです。
何時間書いても、何を書いても、日記は文句を言いません。
去っても行きません。
誰にも迷惑かけないガス抜き法です。

●気持ちが落ち着くまでは、亡くなった方のホームページや本を見ない
誤解を受けるかもしれないので初めに明記しますが、がんで亡くなった方のホームページや本を否定するつもりは毛頭ありません。
ずっと見るなと言っているわけでもありません。
あくまでも「気持ちが落ち着くまでは見ない」です。

医療関係者ではない方ががん告知を受けた当初は、病気に関する知識がほとんどないのが普通です。
そして、いまだに根強い「がん=死」という考えが真っ先に浮かんでくると思います。
実際には、わたくしも含め、治療して治った方もたくさんいるのですが、たぶんそこまで考えが行きつかないでしょう。
自分のがんがどの程度のものなのかも、告知当初はまだ理解できていないと思います。

そのような状態で、亡くなられた患者さんのホームページなどを来訪すると、とても参考になることが書かれていても、頭に入って来ないみたいなんです。
「亡くなった」という結果だけにとらわれ、「だから自分も…」ってガックリしている方が時々います。
でもそれは、亡くなられた患者さんの本意ではないと思うんですよ。
故人となられた管理人さんは、自分のがん治療体験がどなたかの役に立てばと考えてホームページを作られたはずなんです。
その思いや主旨をしっかりキャッチするためにも、冷静に拝見できるようになってから来訪しましょう。
落ち着いた気持ちで見ると、有益な情報がたくさん読み取れると思います。


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posted by ぴょんぴょん at 15:47| Comment(1) | 癌術後6年目のメッセージ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年04月14日

嫁業の予感…

独り暮らしをしている夫の父親とわたくしたち夫婦は、来週、一緒に小旅行することになっている。
今朝、義父から電話があったみたい。
家にいたのに、席を外していたのかな、気がつかなかった。
点滅している留守電着信ランプを見て、メッセージを再生したのが午前11時ごろ。

「昨夜から左足が痛くてたまらない。来週の旅行は無理だと思う」

その後、メッセージは「近くに住んでいる夫の弟に電話したら、後で様子を見に来ると言っていた」と続いていた。

元気なく沈んだ声に驚き、すぐに義父の自宅へ電話した。
留守電になっている。
病院へ行って、まだ帰っていないのかな?
わたくしにとって義弟となる夫の弟・Aちゃんが見に行ってくれているはずなので、何か事が起きたのなら連絡は来るだろう。

それにしても左足が痛いって、何?
関節炎でも起こしたのか。
血栓ができて足に詰まったのか。
義父は糖尿持ちでもある。
血栓だと、治療はちょっと長引くのかなぁ。
下手をすると壊死→切断ということも考えられる。
そうならないといいけど…。
ともかく夫に電話して、「お父さん、具合悪いみたいよ」と伝えた。

関節炎や捻挫、打撲の類だと、家にいても当分は買物にも出られないかもしれない。
インターネットで給食サービスを調べてみる。
義父の居住地を配達エリアにしている高齢者配食サービスが何社か見つかった。
我が家と義父の家は、電車で1時間以上離れているので、毎日食事の世話に通うのはたぶん無理。
いざとなったら、配食サービスも利用させてもらわないと、わたくしもぶっ倒れちゃうと思います。

午後2時を過ぎたのに、どこからも連絡がない。
義父の家電は相変わらず留守番電話になっている。
病院から帰ってきて、疲れて寝ちゃってるのかなぁ。
わたくし、様子を見に行った方がいいんでしょうか?
えっちらおっちら行って、家に誰もいなかったらトホホだし、わたくしは義父の家の鍵も持っていないのだ。
どうしよう。

義弟の携帯にかけたら、電話番号が変わっていて繋がらない (ToT)
義弟夫婦は共働きなので、今の時間では誰も出ないと思うけど、とりあえず義弟の家にもかけてみた。

なんと、義弟は家にいた。

ぴ「どうしたの? 今日、仕事お休み? それともお父さんの事でお休みしちゃったの?」

義弟・Aちゃんは、今朝から大変だったらしい。
義父を近所の病院に連れて行ったら、診察したDrが「うちでは無理」と言い、救急車でもっと大きな病院へ行くことになっちゃったんですって。
義父は、入院しちゃったんですって。
Aちゃんは、入院に必要なものを取りに家へ帰ってきたところだったんですって。

A「お父さんに呼ばれて、朝行った。足を見たら色が変わって腫れてるんです。それに傷があるんです。親父は昨日、同窓会に行ったんだって。本人は覚えていないみたいなんだけど、ころんだか何かで怪我をしたみたい。『レントゲン取ったら骨折してる』って親父は言ってた。まだいろいろと検査中で、本当に骨折しているかも、先生から詳しい話がないんです。今は、どこが悪いのか正確な事はまだ何もわかりません」

Σ( ̄◇ ̄lll) ガッビーン!

しばらくは入院なんでしょうか…。
退院できたとしても、治りきるまではシャキシャキ動けないはず。しかも高齢者ではさらに動きは鈍るはず。
どうするんだろう?

長男の嫁であるわたくしは、これからとんでもなく忙しくなるのかもしれない。


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posted by ぴょんぴょん at 16:13| Comment(4) | 夫婦 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年04月15日

病人を「支える」って難しい

病院が完全看護となり面会時間もきっちり決められている現在、よほど重篤な病状でない限り家族が四六時中付き添う必要はない。
用事があれば別だけれど、義務感だけなら毎日見舞う必要もないと思う。

義父は骨折していた。
できれば、手術して整復した方がいいらしい。
しかし、年齢と持病のことがある。
手術に耐えられるのか温存で治療するか、まだいろいろと検査するようだ。
たぶん、土日には検査が行なわれないと思う。
治療方針は、結果が出揃う来週の半ばにならないと決まらないかもしれない。
命に関わる怪我ではないけれど、リハビリもあるだろうし、入院は長引きそうだ。
夫は午後、とりあえず面会に行くと言っている。

ぴ「私も行く」

夫「何で? 来なくていいよ」

ぴ「足りないものがあるかもしれないでしょう? 家のことでやらなくちゃならないこともあるでしょう? 冷蔵庫の生もの始末とか」

そのあたり、誰も考えていないと思うのよねぇ。
夫の親のことなので、夫自身が「来なくていい」と言っているのだから行かなくてもいいのかなぁ。
病人を支えるのは難しいとつくづく思う。
手を出し過ぎて、患者がすべて他人に依存するようになったら、誰のためにもならない。
こちらは良くても、患者自身は迷惑としか思えない事柄もある。

しかしな〜。
家事の面は、普段やっている人とやっていない人では視点が違うと思うんですよ。
今できることをしておかないで、おおごとになってから後始末に借り出されるのは、かなわんて。
今までそういうことが多かったので、今回も可能性大。
先に手を打っておきたい。
学習効果ってやつですわ。

まったくな〜。
入院中の洗濯物をどうするかとか、新聞を止めるとか、誰か考えているんですかね?
退院したら快気祝いをしなくちゃならないから、来た人といただいたものを書いておくノートも必要。
義父は全部覚えていられないだろうし、義父の世代は礼儀に特にこだわるはず。
快気祝いはきちんと念を入れてやっておかないと、いきなり信用を失いかねない。

保険もな〜。
義母が亡くなった時、義母も義父も生命保険・入院保険関係に雀の涙程度しか加入していなかったことが判明した。
生命保険は葬式代程度のものがあればいいけれど、「生きていて医療費がかかる状態=入院」が長引くと、大変なことになる。
わたくしは義父に、入院保険は新たに入っておいた方がいいのでは?と進言したのですわ。
義父は、掛け金と給付金を計算して「○○日以上入院しないと割に合わない。そんなに入院するかわからない。掛け金を払うなら貯蓄しておく」と言い、結局加入しなかった。
義父は近い将来、入院保険に加入しなかったことを後悔した愚痴を述べると思う。
「だから言ったじゃないですか」と口元まで出かかるだろうけれど、それを言っちゃあオシマイなので、ぐっと飲み込むことを肝に銘じておく。

夫「来週の旅行、どうする?」

ぴ「どうするって、行けるわけないでしょう? お父さん、入院してるんだよ!」

夫「もう休暇取っちゃった。こっちにいても、親父のために特にすることないでしょう?」

ぴ「………」

夫「そうか。だからうちの実家の家族はドライだって言われるのか」

はい。
わたくしは、夫とその家族の、その辺の感覚がいまだによくわからないのです。

「ぴょんぴょんは嫁だから、毎日来い」とは言われないと思う。
言う人たちではない。
望まれても「具合がイマイチだから、毎日行くのは無理です」と言わざるをえない状況だし。

しかしですよ、もしも旅行に行ったら「具合が悪いので病院へは毎日行けないけど、旅行には行けるんだ。ふぅん」と思われるかもしれないでしょう?
義父は、入院して心細くなってるはず。
「自分は、たいして気にされていないんだ」って思っちゃうかもしれないでしょう?
普通はそうなんじゃないの?

ちなみに夫は、わたくしが癌で入院した時、一番大変な術後すぐの10日間、一度もお見舞いに来なかった「ドあほう」です。


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posted by ぴょんぴょん at 12:06| 夫婦 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年04月16日

郷に入りては郷に従え

昨日は、義父のお見舞いに行った。
もちろん足は痛いんだろうが、それを除けばまったく元気と本人談。
高齢になると、骨折が引き金になって寝たきりや認知症に至るケースもあるので心配していたけれど、今のところは異変なし。

入院中に必要なものは、最低限揃った。
しばらく無人となる家をどうするかなどの打ち合わせも済んだ。
義父自身、家を心配しながらの入院では気が気でないだろうし、わたくしも留守宅の維持や、必要なものがなくて義父が不自由な思いをしているんじゃないかと気を揉むことがなくなり、ひと安心です。

酔って怪我したため、義父は「面目ない」とばつが悪そうに言う。
お父さんはいつもお酒を飲んでいるわけじゃないし、長年一生懸命働いて来て、本当にたまたま、気晴らしのようにお友達と飲んで怪我をしちゃった。
わたくしは、義父が何かまずいことをしたとは思っていない。
もしも本人に非があったとしても、痛い思いをして、これから当分は入院しなくちゃならないし、医療費などの出費もある。
自分の身体と財布で償っているんです。
怪我をしたことを責める気なんて、まったくありません。

来週一緒に行く予定だった旅行について、義父から「楽しみにしていたんだけど、こんなことになっちゃって申し訳ない。二人で(夫とわたくしで)行ってもらうしかないなぁ」と言われ…。

えっ、行っちゃっていいの?
行かないと「自分のせいで中止になり申し訳ない」と気にするだろうか?
正直言うと、わたくし自身は気乗りがしないのですが、旅行には行った方がいいみたい?

わたくしは、洗濯や必要なものの調達などちょっとした身の回りの用事をお手伝いするため、週に2回ほど義父の病院へ顔を出す心積もりでいた。
それも「近くだったら頼むけど、遠いから来なくていい」とあっさり言われ…。

そうですか〜。
義弟・Aちゃんは、比較的病院が近い。
義父としては、嫁のわたくしより、実の息子であるAちゃんの方が、いろいろと頼みやすいのかもしれない。
でも、多くを引っかぶることになってしまったAちゃんは大変そうだなぁ。
わたくしもできる範囲では協力しますので、言ってね。

夫「来られる時は顔を出すけど、仕事と面会時間の兼ね合いもある。たぶん土日しか来られないと思う」

父「それでいいよ。悪いねぇ」

A「僕も仕事があるから、週に1度くらいしか顔を出せないかもしれないよ」

父「ああ、それでいいよ」

と、当の患者本人とその息子たちはとてもドライに考えているので、「郷に入りては郷に従え」のことわざ通り、しばらくは様子を見てみます。
この分だと、本当に困った事があったらストレートに「困った」と連絡くれそう。
入院が長引くと退屈するだろうから、その時には話相手として、たまに見舞ってもいいしね。

義父は「こうなってみて、ぴょんぴょんが入院していた時の身体の痛さが身に染みてわかった」と言う。
ずっと上を向いて寝ていると、お尻が痛くなってくるんですよね〜。
あまりにも辛いようなら、わたくしが使ってみて良かったクッションなどを持って行こうと思っています。

心配してコメントを下さった方々、どうもありがとうございました。


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posted by ぴょんぴょん at 18:07| 夫婦 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年04月18日

癌患者へのお見舞いは? 〜6th Anniversary〜

患者が入院して、その家族や親戚、知人などが病院へ行って患者に会うことをひとくちに「お見舞い」と言いがちですが、わたくしは、それはちょっと違うと思っています。
患者家族など保護者的立場・保証人的立場の方は、病院へ行けばもちろん患者と面会しますが、洗濯や買物など患者の身の周りの世話の一部分を引き受ける用もあるので、「お見舞い」ではなく「サポート」でしょうか。
わたくしがここで述べている「お見舞い」は、友人知人や親戚などが「具合はどうですか?」と面会に来ることを指しています。

わたくしは、癌治療の中で手術しか受けていないので、抗癌剤治療や放射線治療で入院している時の患者の状態は体験していません。
そんな限られた条件、しかもわたくしだったらの話ですが、参考にしていただけると幸いです。

●デイルームに行けない状態の患者さんへはお見舞いに行かない
最近は入院期間が短縮される傾向にあり、具合が良くなればさっさと退院させられます。
つまり、入院している間は具合が悪いんです。
術後、ベッド上安静の時は、身づくろいもままなりません。
顔は蒸しタオルで拭いただけ、髪の毛ぼさぼさ、口はうがいしたたけということもあります。
尿管が入っていることもあり、その場合は、管の先に尿を溜めるバッグがついています。
そのようにヨレた姿を見られたい人って、いるんでしょうか?
家族が身の回りの用事をしに来るならともかく、単なる見舞い客だったら遠慮して欲しいと、わたくしなら思います。
痛かったり、動けなかったりするのは、長い期間ではないのです。
術後約1週間で抜鉤(ばっこう・抜糸)が済むと、痛みも軽くなり、いろいろなチューブも取れてきて、だいぶ楽になります。

ほとんどの入院病棟には、テーブルや椅子を配置したデイルームと呼ばれる広間があります。
一般家庭で言うとデイルームはリビングルームで、病室は寝室・私室にあたり、面会はデイルームで行なうのが原則です。
デイルームに行けない患者さんは、「動けない=具合が悪い」んです。
病状が重篤で動けない患者さんは病室で面会するしかありませんが、術後で動けないからデイルームへ行けない患者さんへのお見舞いは、いかがなものでしょう?
患者さん自身が「来て欲しい」と望んでいないなら、術後1週間程度はそっとしておいてあげるべきと考えます。
そもそも、まだ抜鉤が済んでいない時期の患者は自分のことで精一杯で、見舞い客に会いたい人は少ないと思いますが。

●誰のためか何のためか、考えて見舞って欲しい
うさぎの本宅の「ぴょんぴょんのがんになっちゃった!顛末記」に記してありますが、わたくしは入院中、同室の患者さんの見舞い客に大変悩ませられました。
大挙して押しかけてきて大騒ぎをし、わたくしの安静はありませんでした。
重篤な状態で動けない患者さんだったため、病室で面会するのは理解できたのですが、大部屋に入院していると、患者は一人ではないんです。
その部分をちゃんと理解できていない人には、お見舞いに来て欲しくありません。

患者さんの子供やご主人、兄弟を除き、幼児連れや男性のお見舞いは、たぶん迷惑です。
婦人科病棟なので、子宮摘出となり、子供を見たい気分ではない患者さんもたくさん入院しているんです。
他の患者の心境にも充分配慮してくださいね〜。
子供の健康を考えても、免疫力の落ちている患者がいるかもしれないことを考えても、幼児の見舞いは不適当です。

他の患者さんのところへ来た男性の見舞い客を気にする患者もいます。
自意識過剰と言ってしまえばそれまでですが、寝室に入り込んで来た知らない男にパジャマ姿を見られるようなもので、なんだかな〜とも思いますよ。
見舞いに来るほうは気にしなくても、患者側は気にするかもしれない事柄は結構多いんです。
大部屋では、患者同士の人間関係も発生します。
はた迷惑な見舞い客が来る患者さんは、他の患者から良く思われません。
患者の立場を悪くしないように、よろしくお願いいたしますね。

●「見舞い一番乗り」争いで満足するのは見舞う側だけ
新しく入院された方の元へ、「お見舞い一番乗り」を競うかのようにやってくるお友だちや親戚の人もお見かけしました。
患者さん本人ではなく、ご主人などに「お世話になったから」と見舞いに訪れる知り合いの方もいらっしゃいました。
そんな見舞い客が帰った後で疲れた様子を見せる患者さん、「こんな姿を見られたくなかった」と涙ぐむ患者さんもいましたっけ。
患者の心を慰めたり力づけるのが、本来のお見舞いの姿だと思います。
保身や見栄を考えた見舞いは、患者にとって迷惑以外の何ものでもありません。

「患者が心配」というより、「元気そうなのを見て自分が安心したい」という見舞い客もいます。
そうなると、患者は無理して元気そうに振舞ったり、場合によっては見舞い客を慰めたりしなくてはなりません。
本当にカンベンしていただきたいと思いました。

癌になったのは、患者が悪いんじゃありません。
でも心のどこかに、「迷惑や心配かけちゃってごめんね」という、抱く必要のない罪悪感を持っているんです。
そのため、体調が悪かったり人に会いたくない気分でも、「帰ってくれ」とはなかなか言えません。
自分が我慢すれば…と無理をして、見舞い客が帰ってから具合が悪くなったなんてこともザラに聞く話です。
くれぐれもご注意を。

●気の利いたお見舞い品?
時々、患者さんの友人の方から「お見舞い品は何がいいでしょうか?」「患者さんはどんな話が嬉しいですか?」と質問されます。
「病人相手にどんな話をしたらいいかわからない」とおっしゃる方もいます。
ぶっちゃけ、「だったら行くな!」と思いますね。

人間は、一人一人性格や家族構成が違い、興味の方向性も異なります。
そして、わたくしはその患者さんのことをまったく存じ上げておりません。
患者さんのことを実際に知っているのに、わたくしのような赤の他人に「どうすれば?」と聞かなければならない状況なら、そんなに深いお付き合いではないのでしょう。
わざわざ行って、お互いに気まずい思いをすることはないと思います。

面会して何をどうしたいのか、それを患者さんが喜ぶのか、明確なビジョンが描けないなら、お見舞いに行かないほうがいいんじゃないでしょうか?
見舞わないのが「お見舞い」になる場合もあるんです。

●病院へ足を運ぶだけがお見舞いではありません
わたくしは、患者さんが会いたいと希望している場合を除き、友人知人のお見舞いには行きません。
手術で治療終了の患者さんは、会える状態になったらけっこうすぐに退院なさってますし、抗癌剤治療中の方は具合がイマイチで、人に会いたい気分じゃないかもしれませんから。
そのかわり、カードや手紙を送ります。
病院によっては、お見舞いメールの受付をしてくれるところもあるんですよ。
手紙類は好きな時に見られるし、何回も見られるので、わたくし自身はいただいて嬉しかったです。

●花と食べ物は困りました
わたくしの場合、お見舞いでいただいてすごく困ったのは、花と食べ物でした。
同室に抗癌剤治療中の方がいたため、もしかしてわたくしの花の匂いで気持ち悪くなってるんじゃないか、本当は嫌でたまらないのに「ぴょんぴょんの花がクサい」と言えなくて困ってるんじゃないかと気を遣い、びくびくものでした。
同じ病室ではありますが、即席のルームメイトって感じで、相手のことはよく知らないんです。
トラブルの元になるかもしれない物品は、存在しないのが一番でしょう。
わたくしはサポートしてくれる家族がいない状態だったので、はじめは具合が悪くて水替えもままならず、こんなに大変で気を遣うものは持って来ないで欲しいと、本気で思いました。

食べ物も、同室の方に気を遣うので困りました。
腸閉塞を起こして禁食だった患者さん、抗癌剤治療中で食べられなかったり、匂いでヘロヘロになってる患者さんと同じ病室だったんです。
朝昼晩に出される病院の食事でさえも、気を遣ってデイルームに持って行って食べている状況でした。
お見舞いで食べ物をいただくと、まず「おすそ分けした方がいいのかな」と気を遣います。
おすそ分けしても食べられない患者さんもいらっしゃるのですが、一人にあげて一人にあげないのは角が立つだろうしで、これまた、こんなに大変で気を遣うものは持って来ないで欲しいと、本気で思いました。
抗癌剤治療中で食欲がなく、「これが食べたい」と患者さんが自ら希望しているならどんどん持って行ってあげてください。
その他の場合は、癌+糖尿病、癌+高血圧などで食餌療法を受けている患者さんもいることですし、安易に食べ物を持って行くのはナンセンスです。

それに病室って、物を飾ったり置いたりする場所はけっこう少ないんですよ。
わずかに置ける場所があったとしても、カップやティッシュなど、本当に必要な身の周り品が占めていたりするので、どうしても何かくださるなら、わたくしはお金がありがたいです。
病院内で使えるプリペイドカードもいいんですが、みなさんからいただくと溜まってしまい、かつ、院外の買物には使えませんから、痛し痒しでした。
現金やプリペイドカードはちょっと…という時は、毎日でも数日置きでも都合がついたらでいいので、手紙でも送ってくださったほうが、わたくしはありがたいと思うだろうし、洗練されていると思います。


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posted by ぴょんぴょん at 15:41| 癌術後6年目のメッセージ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年04月19日

逆転の発想?

最近、やたらめったら油ものが食べたいんです。
脳裏で、ハンバーガーやフライドポテトが行進してます。
実際には、自分の年齢と運動量を考えて手は出しませんでした。
家の近くにはファーストフード店もないし。

しかしながら「食べたい。でもなぁ」と、数日間もおバカな悩みに悶々としていたのでございます。
昨日の朝は夫に、「揚げ物が食べたい。今って100円ハンバーガーは、やってるの? 一度に何個くらい食べられるかしら。10個くらい?」と尋ねて呆れられました。
とにかく「こんなこと考えていてもしょうがない。とりあえず一度、嫌になるほど揚げ物を食べてみよう。そうれば満足するだろう」と決め、夕食に鶏の唐揚げを作りました。

この期に及んでも、モモ肉ではカロリー高いんじゃないかと、ムネ肉を使う姑息な自分が悲しい。
フライにしたら、どっちもカロリー高いって!
ムネ肉2枚を唐揚げにして、全体の3/4食べたところで飽きちゃった。

仕事で遅くかえって来た夫が、「はい、お土産」と、袋を差し出す。
ハンバーガーが4つ…。
本人は気を利かせたつもりなんだろう。
だけど、朝あれほど「揚げ物が食べたい」って騒いでいたんだから、普通はその後食べるっしょ?
しかも、なんで4つなの???
朝の話の流れを考えると、10個買ってくるならわかるんですが…。

鶏の唐揚げを食べ終えた満腹状態でさらにハンバーガーを差し出され、「げっ!」と思ったけど、無理やりひとつは食べました。
「思いやりデブ」は、こうやってでき上がっていく。

夜中から、ぴーこちゃん攻撃襲来。
摂取したカロリーのうち、どの程度吸収できたのか疑問でございます。
胃も重い。
あれほどフライを食べたら当然ですよね〜。

でも、これってダイエットになるのかもしれないと思った。
わたくしがいくら大食いでも、食べられる量はたかが知れている。
しかも一度嫌になるほど食べると満足しちゃって、当分、油ものは食べたくなくなるもの (;^_^A

あぅぅ、今日は胃が重いプラス痛い。
馬鹿です、はい (ToT)


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2006年04月21日

旅先にて

関東一円は朝から強風が吹き荒れ、高速道路は豪雨だった。
わたくしは、やっと着いた海辺の宿に泊まっていた。
移動でくたくた。
夕食が終わったとたんに眠くなってしまい、さっさと床についた。
真夜中にふと目が覚めた。
わたくしを起こしたのは松風か、なんて風流なことをほんの一瞬考えたけど、すぐに違うとわかった。
風がまだ収まらず、窓枠がガタガタと音を立てている。
ひときわ強い風が吹くと、窓ガラスにザァッと砂の当たる音がする。
時折、ブォンブォンと鳴っているのは、風に揺られる電線か。
その時、新たな音が加わった。

ズズズズズズズ

地の底から響いて来るようなこの音は何?
次の瞬間、音の正体が判明した。

グラグラグラッ

ひぇぇぇぇ!
地震でございます。
それも大きめ (ToT)

宿の前は道路で、その先はすぐに砂浜なのである。
わたくしは飛び起きた。
津波が怖い。

テレビをつけたら地震速報が始まった。
震度4。
津波の心配はありません。
ほっ…。

知らない場所で地震に遭うのって、けっこう心細いものなんだなと思った次第でございます。
でも、今回はまだ落ち着いていられたと思う。
以前、入浴中、しかもシャンプーしている最中に大きな地震が来た時は、本気でビビった。
泡だらけで目を開けられないし、髪を洗い流している時間があるかわからないし、間髪入れずに逃げ出すなら、服を着ている時間はないもの (;^_^A


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2006年04月25日

手術

義父の足の手術が無事終わり、ひと安心。
術前の医師説明の時、夫が「平日は僕も弟も仕事があるので、手術の時、来なくても大丈夫でしょうか?」と言い出し、わたくしは、あっちゃあ〜と思いましたわ。
このあたりの感覚が、わたくしにはよくわからないのです (ToT)
Drに「どなたか一人は来ていただきたい」と言われてしまいましたが、まぁ、当然のことかと。

家族がいないわけじゃない。
簡単な手術とは言え、全身麻酔で行なわれるので、術中に万一のことが起きたら、その場で「どうしますか?」と、家族の意向を確認したい。
一般的には、術後すぐに家族へ説明する。
病院側が、手術の時に家族来院を求める理由はこんなとこ?

そうそう仕事を休めない夫と義弟の事情もあるので、わたくしが行きました。
毎日のことじゃないので、このくらいはいたしますよぉ。

少し早く着いたので、病室で行なわれる術前の処置から見ていた。
中には、わたくしが体験して「あれはけっこう痛かった」と記憶しているものもある。
でも、お父さんてば、ほとんど痛がっていないのですよぅ。
高齢なので、感覚が鈍くなっているみたい。
痛いより痛くない方がいいに決まっているけれど、あまりにも痛がらないので少し気になる。
血行とか傷の治りは大丈夫なのかなぁ。

手術が終わり、病室に戻ってきた時には意識もシャキ〜ンと戻っており、普通に会話できた。

父「いやぁ、こんなことになっちゃって、失敗しちゃったな〜。もう深酒はやめる」

ぴ「そうですねぇ」

父「ビールだけにしとく」

ぴ「………」

ビールもたくさん飲めば深酒になるんですけど…。


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2006年04月27日

Drは自分の診療科しか診ていない 〜6th Anniversary〜

オペ日、その翌日と、2日続けて病院へ義父の様子を見に行ったので、今日はお休み。
足が筋肉痛です (爆

義父の骨折の整復手術はうまく行き、2〜3週間後には退院になる。
でもしばらくは松葉杖を使って歩くことになるそう。
杖がいらなくなるのに3ヶ月程度はかかるでしょうと言われた。

夫に「ついでと言っちゃ何だけど、お父さんは今入院しているんだから、内臓などもできるだけチェックしてもらっちゃった方がいいと思うんだけどね」と言ったら、「普通、診るでしょう?」という答え。
わたくしは、その展望はかなり甘いと思いますが…。
こちらから希望しないと、他の診療科扱いの症状は診てもらえないんじゃないのかなぁ。

義父はひとり暮らしである。
松葉杖を使っている間は、完全自立生活は無理なんじゃないかと心配。
Drも同じ意見で、介護保険の申請を勧められた。
お風呂、食事、掃除、洗濯の支援が少しでも受けられると、本人も家族もかなり楽になると思う。

介護保険のランク付けに関係するかどうかわからないけれど、義父は耳が悪い。
そのあたりを病院で検査してくれているのか聞いてみたら、やっぱり調べていなかった。
入院中、耳鼻科での診察を要請。

術後の説明で主治医から、「お父さんは足の血行が少し悪い」と言われ、「それは糖尿病の関係ですか?」と尋ねたら、「そう思います。内科で調べてもらいますか?」と聞かれた。
「お願いします」と頼んだけど、やっぱりそうか〜。

Drは自分の診療科しか診ていない。
自分の診療科の事しかわからない。


うさぎの本宅で以前からしつこいほど書いていますが、子宮癌、卵巣癌のために手術を受け、術後に気になる症状や後遺症(?)のようなものが出現した場合、婦人科で治療を求めても無理です。
婦人科でできるのは、癌治療そのものと、術後検診と、更年期症状の不定愁訴が出た場合のHRT(ホルモン補充療法)と漢方投薬くらい。
卵巣を摘出したので骨密度が下がった、胃が痛い、うつ状態で辛いなどは、対応してくれる診療科に行かないとダメよん。

ちなみに、
骨密度→整形外科
胃痛、腹痛など→内科、外科、消化器内科、消化器外科など
うつ状態→心療内科、精神科
って感じです。


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posted by ぴょんぴょん at 11:03| 癌術後6年目のメッセージ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年04月28日

成分解析

今話題の成分解析をやってみた。

●ぴょんぴょんの解析結果

ぴょんぴょんの49%は電波で出来ています
ぴょんぴょんの32%は気の迷いで出来ています
ぴょんぴょんの9%はマイナスイオンで出来ています
ぴょんぴょんの8%は成功の鍵で出来ています
ぴょんぴょんの2%は歌で出来ています

(;゚□゚)ガビーン!!

ネット用語で、電波(デムパ)や気の迷いって、「アブナイ人」と同意語で使われることが多くないですか?
でも、気の迷いって、けっこう当たっているのかもしれない。
わたくしはどちらかと言えば飽きっぽい性格で、その上、優しさとか親切心って持ち合わせていないほうだと思ってるもの。
うさぎの本宅を5年以上続けられたのは奇跡に近い。
気の迷いで続けてきちゃったのかな? (冗談です。自分なりのきちんとしたコンセプトはあります)
しかしな〜。
わたくしの80%以上もが、電波と気の迷いというアブナイ(?)要素でできているのか…。号泣。


うさぎの本宅の解析結果

うさぎの本宅の79%は犠牲で出来ています
うさぎの本宅の9%は鉛で出来ています
うさぎの本宅の5%はお菓子で出来ています
うさぎの本宅の4%は心の壁で出来ています
うさぎの本宅の3%は言葉で出来ています

79%が犠牲って、これまた意味深な解析結果…。
自己犠牲という意味では、ぶっちゃけ否定いたしません。
患者さんから当たられて〜、ぐっと我慢して〜、のこともありますから。
サイト内のテキスト量は膨大なのに、言葉が3%っていうのがなんだかな〜。


http://www1.cds.ne.jp/~room/usagi/usagitobira.htmlの解析結果

http://www1.cds.ne.jp/~room/usagi/usagitobira.htmlの51%は信念で出来ています
http://www1.cds.ne.jp/~room/usagi/usagitobira.htmlの37%はスライムで出来ています
http://www1.cds.ne.jp/~room/usagi/usagitobira.htmlの7%はお菓子で出来ています
http://www1.cds.ne.jp/~room/usagi/usagitobira.htmlの3%は言葉で出来ています
http://www1.cds.ne.jp/~room/usagi/usagitobira.htmlの2%は成功の鍵で出来ています

半分程度が信念でできているのは納得。
スライム37%は、なんですか?って感じ。
サイトURLを解析しても、やっぱり言葉は3%なのね (ToT)


明日からゴールデンウィーク。
わたくしはとくに予定がないので、たぶん義父のお見舞いに行ったり、家でボーッと過ごしたりするんだと思う。
レンタルビデオを借りてきて…と考えたけど、うちには今、14インチの小さいテレビしかないので、映画を見ても迫力イマイチだろう。


最後にワタシを解析してみます。

●ワタシの解析結果

ワタシの43%は魔法で出来ています
ワタシの41%は睡眠薬で出来ています
ワタシの6%はマイナスイオンで出来ています
ワタシの5%はミスリルで出来ています
ワタシの5%は理論で出来ています

あはは、猫だから、魔法の成分が多いのかな。
睡眠薬も多いからよく寝てるのかぁ。
気ままに過ごしているように見えるワタシに、理論が5%も含まれているのはオドロキです。

↓よろしくお願いいたしま〜す。
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posted by ぴょんぴょん at 13:39| Comment(5) | TrackBack(2) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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