夫は昨晩も遅かった。
遅くなる時、本人は「仕事」だと言っている。
だからたぶん、本当に仕事なんだろう。
そうじゃなくても、わたくしは、どうでも構わない。
女がいても、別にいいです。
「子供」と「病気」と「女の殴りこみ」がなければ、わたくしは気にならない。
給料さえ入れてくれて、他人に迷惑かけないなら、家に帰って来なくてもいいし。
接待でいきなり連絡なしで午前さまになったり、「仕事が遅くなって、終わった後、みんなで軽く食べてきた」と言う夫と、「こっちは、夕食を食べずに待ってるんだから、連絡くらいくれてもいいんじゃないの?!」と抗議するわたくし。
そのことで大ゲンカを繰り返した挙句、「アナタの夕食はもう作りません!」と宣言したわたくしは、もう数年もの間、平日は一人で夕食を食べることが多かった。
当然ですが、朝も昼間も一人。
休日も、夫は田んぼだの畑だの釣りへ行くので、これまた、わたくしは一人。
もしかしたら、わたくしたち夫婦は崩壊してるのかもしれないなぁ、なんて思っていた。
10月11日。
時計の針は朝から昼へ回り、わたくしは買物に出かけ、夫とわたくし2人分のそれなりの夕食を作った。
今日だけは、夫は早く帰ってくるか、帰って来られなくても連絡があると思った。
でも、夜が更けても帰ってくる気配はなく、電話もかかってこない。
時計の針は深夜12時を回って、10月12日になった。
夫に電話した。
ぴ「もしもし?」
夫「あ、今、帰る途中」
ぴ「今日、と言うか、12時過ぎたのでもう昨日になっちゃったけど、何の日か知ってるの?」
夫「………」
10月11日は結婚記念日でした。わたくしの中に残っていた結婚継続を努力する気持ちや、相手を気遣う気持ちや、その他もろもろの「特別の好意」は、すべてばらばらになって空のかなたのどこかへヒューンと飛んで行ってしまいました。
わたくしたちは、
夫婦として、もう終わってる。爆。
自分自身、「わたくしたちの結婚生活はヤバいのかも」と思っていたけれど、本当はとっくの昔に終わってて、それを認めたくなかっただけなのかもしれない。
今回の件で、自分の置かれている現実が、身に染みてよくわかりました。
結婚生活21年。
お疲れ様でした。
体力があったら、区役所に離婚届をもらいに駆けて行く。
結婚に対する潔癖感を抱いていた若い頃だったら、「愛のなくなった結婚なんて継続する価値なし!」と、今この時に家を飛び出して次の住まいを探していただろう。
しかし、今は、それすらもめんどうくさい。
もう、本当にどうでもいいや。
離婚しない限りは衣食住の心配がないので、そのメリットだけで一緒にいるっていうのが正直なところ。
あぁ、年齢を重ねて打算的になった自分が悲しい。
夫も(これからは「同居人」って書くべき?)、対外的には「妻」がいた方がいいんだろうし、高齢の舅がいるので万一の時のマンパワーとして、わたくしをキープしておきたい気持ちがあるんだろうな。
お互いの利害が一致している。
それぞれに結婚したい別の相手が出現したわけでもない。
そこで、「どうでもいいや」と言いながら継続する、不思議な「上っ面だけ」結婚が成立しそう。
今までのようなきちんとした結婚生活、いわゆる「元のさや」に収まるよう、修正努力をするべきなんだろうか。
どうやったら修正できるか、見当もつかないんですけど…。
それにしても、おもしろくな〜い!
何か気分が晴れることがあったら教えて欲しいかも。はぅ。
☆☆☆
人気blogランキングに参加しています☆☆☆
posted by ぴょんぴょん at 14:33|
Comment(2)
|
夫婦
|

|