2008年07月06日

キャンサーサバイバーと「家族」

わたくしに子供はいない。
癌で子宮全摘しているので、これから産むこともできない。
残念ながら、病気になると、諦めなくてはならないことや、できなくなってしまうことはある。
わたくしは、もともと子供を切望していなかったので、子供がいないこと、できなくなったことに関して、「辛いなぁ」と思った記憶はないけれど。

しかし、「一人っきりが快適!」と思っているわけでもない。
寂しい時はあるので、何らかの形で「家族」は欲しいのだ。
人間の家族は増やせないけれど、「家族」を持つことまで諦めたくはない。
それを可能にしてくれたのが、わたくしの場合は、ペットだった。

でも…。
わたくしも、毎年確実に年齢を重ねている。
いつまでも若いわけじゃない。
これからペットを飼ったとして、もしも自分が病に倒れ、世話ができなくなったら、ペットはどうなっちゃう?
それが一番心配で、ワタシを送った後、一時は「もうペットを飼うのは止めようかなぁ」と考えた。

ところが調べてみると、本当に数は少ないけれど、ペット可の有料老人ホームはある。
また、ペットに遺産を残すテクニックがあることも知った。
法律上、ペットは「物」扱いのため、ペットそのものに直接遺産を残すことはできないが、わたくし亡き後にペットの面倒を見てくれる人に対して「最後までペットの世話をする」という条件で、わたくしの遺産を残すことができるそうだ。
「負担付贈与」(民法553条)というものらしい。
遺産のついた猫だったら、飼ってくれる人もいるだろう。

少々いやらしい考え方だけど、有料老人ホームにしても、遺産にしても、お金で解決できるんだぁ。
なら、どうにかできるかもしれない。
いや、してみせる。
わたくしが、頑張って稼げばいいだけの話じゃないの。
歳を取ったり、身体が動かなくなっても、ペットとの生活を諦める必要はないんだ!

心配事がなくなったわたくしは、ワタシの看病疲れを癒してから次の猫を探そうと考えていた。
数日間ほとんど眠れていなかったし、心労のせいか、激やせ路線に入り込みつつあった。
3日も経たず、すでに3キロ減ってしまったのだ。

ところが…。
わたくしは、とんでもないことを知った。
あのぅ、迷子や捨てられた犬猫って、保健所に持ち込まれるでしょ?
その子達は、数日間、保健所で保護されていて、元の飼い主が探しに来るのを待つ、または捨てられた子だったら、新しい飼い主に会うチャンスがある、と思っていた。
ほんの数日前まで、そう信じて疑わなかった。
非常に甘かったです。

捨てられていた子猫の場合は、飼い主がいないのがはっきりしているため、即日で殺処分だそう。
保健所に直接確認していないので本当のところはわからないが、インターネットで検索した限りでは、即日殺処分だった。
また、飼い主自身が「処分してください」と持ち込んだ動物も、即日殺処分だそう。
4日とか1週間とか、次の飼い主が現れるチャンスを待つ機会は与えられていなかったのだ。

そして、インターネット上には、「殺処分は安楽死とは違う」という話も載っていた。
炭酸ガスによる窒息死であり、かなり苦しむ子もいるそう。
絶命するまでに10〜15分かかるなんて記載もあって、絶句。
その仕事をしなければならない方の気持ちを考えると、これまた、なんともたまらない。
捨猫、地域猫保護活動、繁殖抑制、餌やりなどは、活動されている方々と反対している方々にそれぞれ意見や主義主張があり、わたくしには一概にどれが正しいなんて言えないし、言うつもりも言う資格もありません。
(↑ ここ、本当によろしく。突撃してこないでね。涙)
いろいろな意味で、辛い目、痛い目にあう子がいなくなることを願い、わたくしにできることをできる範囲でするのみです。

※処分されるまでの日数、殺処分方法は、自治体によって多少の違いがある。

ともかく、わたくしはいずれ次の猫を飼おうと思っていたのですが、捨てられた猫が辿る厳しく悲しい現実を知り、「いずれ飼う」ではなくて、「今すぐにでも飼う」にしました。
ワタシも理解して、喜んでくれると思います。

ワタシは、わたくしが選んだ猫でしたが、今度は夫が選びたいと言い張るので、選択権は渡すことにしました。
離婚崖っぷち夫婦の「かすがい」になってもらう猫ですので、夫にも関わってもらわなければ…。
名前は、わたくしが付けます。

今日の午後、捨て猫の保護活動をしている方のところへ行って、うちの子候補とお見合いしてきました。
昨日捨てられていた、生後1ヶ月(推定)のミルク飲みが5匹いました。
現在、離乳にトライ中とのこと。
その中の女の子の1匹に決めました。
こんなに小さい状態の猫を育てるのは初めてで、ドキドキ。

あまりに小さくて、かわいくて、興奮してしまい、写真を撮るのを忘れたよぅ。

さらに、これも初めて知ったことなんですが、「かわいがります」ともらった猫を、実は虐待目的や動物実験用に使う「里親詐欺」があり、裁判にもなっているのだそう。
ただただびっくり、がっがり…。
そんなわけで、多くの犬猫保護団体は神経質になっていて、引き取り手が決まっても、動物をその場では渡さないようだ。
夫も、飼育環境のアンケートを書き、身分証明書の提示を求められ、飼育条件等が書かれている誓約書にサインした。
さらに、猫は家へ届けに来て、その時に家庭環境を目視で確認するんですって。
保護活動している方も大変だなぁと思う。

ぴょんぴょん家は、14日の月曜に新しい家族を迎えます。

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posted by ぴょんぴょん at 23:59| Comment(4) | 夫婦 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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