2011年02月26日

旅立ち

日付が26日に変わる頃、病院に着いた。
義父は、力が抜けたような、ほっとしたような顔つきで、ベッドに横たわっていた。

優しくて、時に残酷な、誰にでも訪れる静謐。

25日の夜10時過ぎに呼吸が止まり、そのまま旅立っていったそうだ。
苦しんだ様子はなかった。
数年前に逝った義母が迎えに来てくれたんだと思う。

昨日入院したばかりなのに。
昨日の朝は自宅にいたのに。
わたくしが病室を出たのが午後6時頃。
それから4時間後に逝ってしまうなんて。
ほんの数時間前、わたくしの手を力強く握り返してきた、あの温かかった義父の手は、今は動かず、ひんやりと冷たい。
病院側も本気で驚いた急逝だった。

わたくしたち夫婦が着くまで病院側が死亡宣告を待ってくれたので、義父の命日は2月26日。
義父は数年前に妻を亡くし、以後ずっと一人暮らしをしてくれた。
わたくしの実の両親はすでになく、夫の母も亡くなり、そして今日、義父が逝った。
わたくしが「お父さん、お母さん」と呼べる人は、これで一人もいなくなってしまった。

お父さん、お疲れ様でした。
わたくしもいずれ、そちらへ参ります。
その時はどうぞよろしくお願いいたします。

お父さん、またお会いしましょう。

去り際が美しかった義父母。
わたくしもそうありたいです。
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posted by ぴょんぴょん at 23:59| Medical | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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