2006年02月17日

可哀想な姪

週の初めに母方の伯父が亡くなり、週末に通夜、告別式。
わたくしの母は8人兄弟で、母自身はもう20年近く前に亡くなったけれど、残りの伯父伯母は今まで全員健在だった。
今は三人に一人の死因が癌で、二人に一人は癌に罹ると言われている。
でも、母の兄弟で癌に罹ったことがある人は、母以外に一人もいない。
今回の伯父の死因も、癌ではなかった。
母の兄弟が癌になる確率は、今のところ1/8だ。

わたくしは五人家族だった。
その中で、母も父も祖母もわたくしも、癌を患っている。
うちの家族は癌になる確率4/5だ…。

伯父のお通夜の席で、集まった母の兄弟の一人がぽつりと言った。
「いい人から亡くなってしまう」

堰を切ったように、母の兄弟が口々に言う。
「ぴょんぴょんのお母さんはいい人だった」
「みんなにあんなことをしてくれた、私にこんなこともしてくれた。生きていれば…」
「面白い人だった、楽しい人だった」

みんなはわたくしの母賛辞を語るけど、一緒に暮らした家族としては「ええ〜っ??」って感じなんです。
特に、母の癌が悪化してからは修羅場としか言いようがなく、ぶっちゃけ家庭崩壊でございました。
わたくしにとって家庭や家族という言葉は、つらい場所、嫌な人たちという意味とイコールな部分がある。

いい思い出なんか、何にもないよ。

と言いたいところだけど、それも大人げないので、母への賛辞をがるがるしながら聞いていた。
わたくしの場合は、こうやってストレスが溜まっていく。

毎回こんなん聞かされたらたまらないので、浪花節作戦(?)発動。
伯父伯母はわたくしの母を称えると共に、わたくしのことを「早くに親を亡くし、苦労を重ねた末、癌になってしまった可哀想な姪」とも思っているようなんですよ。
苦労した人が全員癌になるかというと、そんな統計見たことないんですが…。

そもそも、わたくしは自分が大変な境遇だとか、可哀想なヒトとは思っちゃいないんですが、まわりが可哀想と思っているなら、せいぜい活用させていただきましょう。
よいか?
行くぞ?
行っちゃうぞ?

ぴ「皆さんは母にいろいろとしてもらったとおっしゃるけれど、それと同じくらい、私たち子供に対しても、母がいろいろとしてくれていたらと思います。私は何のために生まれて来たのでしょうね? 私は、親の後始末をするためだけに生まれて来たんだと思う時があります。でも、それが私の運命なのでしょう」

心にもない言葉を並べ、諦観を漂わせて力なくフッと笑ってみせた。
はい、誰もな〜んにも言わなくなりましたっ。
こういうの続けたら、女優になれるかもしれない…。

「可哀想な姪」をイライラさせるのはやめてね〜。


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posted by ぴょんぴょん at 23:42| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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