2010年02月08日

癌に無関心な癌患者本人と、その家族

1年と少し前、夫の父が前立腺癌の告知を受けた。
前立腺癌は、比較的おとなしいタイプが多い。
患者が高齢の場合は、癌が進行して死に至るより、他の原因(要するに寿命)で死亡する可能性が高いと判断されると、手術などの積極的な根治治療が行われないこともある。
義父は癌告知以来、薬を飲むホルモン治療を続けている。

義父の癌は初期癌だった。
手術とホルモン治療では得られる効果が同じだからホルモン治療にした。
ホルモン治療を続けていれば癌が進行して死ぬことはない。
死ぬとしたら別の原因である。
わたくしは、そう聞いていた。
だから、今日の今日まで、そう思っていた。

75歳を過ぎた義父は、数年前に骨折した足の調子がいまいちで、介護保険のお世話になりながら、一人暮らしを続けている。
実は、数ヶ月前から頻尿が激しくなり、最近、導尿カテーテルを入れたそう。
そして、頻尿は前立腺からきているのではないかということで、精密検査をした。
今日は、その結果が出る日である。
これからの治療方針の説明があるので家族も来てくださいと言われ、長男である夫が義父に付き添って行った。

帰ってきた夫から話を聞いて、びっくり仰天!
数年前に前立腺癌とわかった時の組織診の結果などを、わたくしは今回初めてデータや文章で見たのですが…。
すべてのデータが、残念なことにかなり悪い。
義父と同じ状態で、「自分は初期癌」と思っている方もいらっしゃるはずなので詳しい事は書きませんが、グリーソンスコアを見る限り、義父がこの癌を克服したり、共存するのは医学的に考えて無理なんじゃないかと思われる、厳しい状態だった。
それが1年ほど前の告知の時の状態。
まどろっこしく書いても仕方ないのでぶっちゃけますが、義父の場合は、癌告知された時点で、残された寿命はあまりないと覚悟すべき状態だったわけです。
わたくしは、そのことを今日はじめて知った。
夫は、「癌告知された時も付き添ったけど、こんなデータもらってないし、たちの悪い癌だという説明も受けていない」と言い張る。
義父も、主治医からかなり厳しい状況を告げられ、しょんぼりしていたそう。

骨シンチの結果、腰の骨、肩口の骨、胸の骨に怪しい影が映った。
ホルモン治療の効果なく、PSA値が上昇し、骨転移あり。
抗がん剤治療をすることになったとのこと。
ふ〜む。

前立腺癌の場合、患者としてはまず、グリーソンスコアを確認すべきじゃないの?
告知の時、それを聞いていないって、わたくしには理解できません。
情報あふれるこのご時世、ちょっと調べれば、告知の時の心構えとか、患者として何を確認すべきか、たくさんの情報が得られると思うんですよね…。
今さら言っても仕方のないことだけれど、告知されてから今まで、義父がカテーテルなしで普通に動けた1年という時間があった。
生活制限がない、貴重な時間。
患者本人にも家族にも、もっと有効な使い方があったんじゃないのかなと思ったりする。

さて。
これからどうする?
どうなる?

って言うか、わたくしたち夫婦、今、危機的状況なんですけど。

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posted by ぴょんぴょん at 23:59| 夫婦 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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