2006年07月04日

逝った家族

わたくしは癌経験者ですが、癌患者の遺族でもあります。
母は乳癌で亡くなりました。
ぴょんぴょんのがんになっちゃった!顛末記に書きましたが、母の闘病は「大失敗」としか言いようがありません。
うちは、母の病気がきっかけで、家庭崩壊のようになっているんです。

家族は、まったくの他人同士が集まる複雑なグループではありませんが、それでも人間関係の一種であり、一朝一夕に強い繋がりが作られるものではないのは理解しています。
一人の病気がきっかけで崩れてしまう家族関係は繋がりが希薄だったんじゃないか、わたくしも含めた家族全員に強い繋がりを構築する努力が足らなかったんじゃないかと思います。
母も好きで病気になったわけではないし、その前から家族関係は脆弱だったのでしょうから、家庭崩壊の件については、母を責める気持ちはありません。

でも、今になっても釈然としないこと、はっきり言ってしまえば母を許せない点はあります。
身体の変調に気づいてからなかなか受診しなかった理由を問われた母は、「子供たちや祖母(父の母)の世話があったから」と答えました。
死者に鞭打つようですが、これだけはどうしても、どうしても許せません。
母が癌になったのは、わたくしが思春期だった頃で、世話してもらわなければ生きていけない年齢ではありませんでした。
客観的に見ると、母は「癌だといわれるのが怖いので病院へ行かなかった」という最悪の選択肢を選んだとしか考えようがなく、それを責められないために私たちの「世話があった」を口実にしたとしか思えないのです。
責任転嫁したとしか思えないのです。

とは言え、母自身が「子供たちの世話で受診が遅れた」と述べ、そして亡くなっているため、「ぴょんぴょんがいたから、あなたは死んじゃったの?」って、けっこう重たいものはあります。
親戚が集まる場で「ぴょんぴょんのお母さん、もっと早く病院へ行ってればね…」などと言われると、わたくしの存在自体を責められているようで、今でもピキピキいたします。
こういう思いは自分で払拭するしかないので、周囲にぶちぶち言ったりすることはほとんどありませんが、「勝手に十字架背負わせてくれちゃって…」と腹立たしいし、割り切れないし。

今月は、両親共に祥月命日が来ます。
亡くなってからもう何年も経ちますが、やっぱり、二人とも許せません。
特に、バカ親父には至っては「化けて出て来る? 上等。叩きのめしてやる」って感じ。

人間は必ず、いつか、何かの理由でこの世から離れます。
残された人に「いい思い出」としてもらえるような人になりたいと思いつつ、わたくしはまだまだかな。
何もせずに結果が出せるとは思えないので、努力はします。

突撃〜!


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posted by ぴょんぴょん at 18:18| Medical | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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