2014年01月18日

奥が深いよヨーロッパ(タイトルって…)

ウィリアムを見ていて、ちょっと不思議に感じる時があった。
なんだかめちゃくちゃ礼儀正しい部分がある。

たとえばお互いが座って話していて、わたくしが先に去る時、「ではまた」と立ち上がると、ウィリアムもすかさずパッと立ち上がる。
「もう少し居ようかな」と座ると、向こうも座る。
「やっぱり帰る」と立ち上がると、ウィリアムも立ち上がる。
とにかく、女性が立っている時は、彼は座らないのである。
この仕草、欧米のドラマで、上流階級の人たちがソーシャルな場面でやっているのを見たことあるけど…。

そして、ぴょんぴょん至上稀に見るびっくりタイム到来。
ウィリアムが「正直に言うと、僕はタイトルを2つ持っていて…」と語り出した。
彼はスキーインストラクターをしていたと言ってたから、どこかの大会で優勝したことでもあるのかな?
わたくしはスポーツに非常に疎い。
ほとんど興味がないの。
有名な大会や選手の名前を言われても、たぶんわからない。
どうしよう…。
そんなことを考えたわたくしは、やや困った顔をしたらしい。
ウィリアムはそれを、わたくしが彼の英語を理解できなかったと解釈した。

ウィ「タイトルはね、クイーンとか、キングとか、プリンスとかバロンとかうんたらかんたら。僕はデュークスです」

デュークが2つなのでデュークスか…。
わからない。
どんな大会のメダルよ?

クイーン?
ウィリアムは男の人だよ?

バロン?
バロンは男爵って意味じゃ?
……………。
……………。
……………。

なぁぁぁにぃぃぃ!?

日本国民の、平民の、中流階級のわたくしにも、わかったぞ。
つまり、このおじさんは、もとい、この人は、いや、この御方は…。

自分は爵位を2つ持っている、と言っているのである。

貴族ってこと?
バーネットの「小公子」が脳裏を横切った。
主人公のセドリックはロード・フォントルロイって呼ばれてたんだっけ?
いや、そんなことを思い出している場合ではない。
ウィリアムが正直に言ってくれたから、わたくしも正直に書くけど、

爵位を持った人に会ったことないので、

どうしたらいいのか、まったくわかりませんでした…。

「イエス、マイロード」とか、言わんといかんのか?


もうね、気絶したフリをして誰かにここから運び出してもらうか、爵位の話が聞こえなかったフリをしようかとさえ思いました。
まぁ、それも大人げないか。
普通に振る舞えばいいのかな。

ぴょ「すっ、すごい!」

ウィ「爵位はお金にならないよ。だから僕は働いてる」

ふぅん。
そう言えば、今でも優雅な暮らしを送れている貴族はほんの一握りって話を聞いたことがある。
小説にも、いわゆる「貧乏貴族」が出てくるのがあったような…。
とにかく、彼が礼儀正しい理由はわかった気がした。
女性が立っている時に座らないのも、トナカイ牧場のヨッパー兄ちゃんに絡まれた時にサラッと助けてくれたのも、本物の紳士だったからなのである。

その晩、「おやすみなさい」を言ったら、彼はわたくしの手を恭しく取って、手の甲にキスして言った。

ウィリアム「僕は、あなたのように賢くて友好的なレディとお会いできて幸せです。また今度」

どっひゃあああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁ!

ありがとうございます。
そのお褒めの言葉を一生の宝として生きてまいります。
後日談ですが、帰国したらウィリアムからメールが来てた。

彼とメル友になりました (^_^;)

公爵さま、メールをいただけて、ぴょんぴょんは大変光栄でございます。
時々は日本語で書いていただけますと、恐悦至極でありまする。
↓ 応援ありがとうございます m(_ _)m

☆☆☆人気blogランキングに参加しています☆☆☆
posted by ぴょんぴょん at 23:59| 旅行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。