2006年09月20日

「束縛」「ベトナム戦記」

束縛サニー・ランドル・シリーズ
束縛
ロバート・B・パーカー 著

離婚しても前夫とラブラブのサニー。
復縁すればいいのにと、おせっかいな気持ちを抱きながら読んでいましたが、今回は、前夫に彼女ができて、サニーはちょっとイライラ気味?
マインドコントロールって怖いなぁと、しみじみ思った。

ベトナム戦記ベトナム戦記
開高健 著

ジャングルで汗と血と泥にまみれて戦っている人がいる一方、都では夜な夜なきらびやかな世界でダンスと食事を楽しむ階級も存在する戦争の理不尽さ。
わたくしの個人的な意見ですが、戦争を知らない若い人ほど、戦争記録、それも近代ものを読まなくちゃいけません。
知っていないと、賛成も反対もできないし、知ることによって平和の大切さや意義が身に染みてわかると思う。
開高健の日本語はやっぱり凄い。
少しでも見習いたいと思いつつ、いつまで経っても足元にすら寄ることができない。


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2006年09月21日

「冬山の掟」

冬山の掟冬山の掟
新田次郎 著

サバイバルのセオリーを知りたくて読んでみた。
わたくし、本格的な登山はやらないし、望んでもその体力はないと思うけれど、リアル五十三次で箱根越えをしなくちゃならないので (;^_^A
自然は美しく、しかし厳しい。
箱根越えも、ハイキング気分で行ったら、えらいこっちゃになりそう…。


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2006年09月22日

「ブラック・リスト」「シャワー」

ブラック・リストV・I・ウォーショースキー・シリーズ
ブラック・リスト
サラ・パレツキー 著

足を滑らせて池に落ち、そこらへんの水草をつかもうとしたヴィクが握ったのは、死んだ男性の手だった…。
毎回ハラハラドキドキさせてくれるV・I・ウォーショースキー・シリーズ。
今回も読みでがありました。
社会派ハードボイルドなので、アメリカの歴史や文化、現状を知らないと理解しきれないかもしれない。
と言うことで、物語の根幹をわたくしが理解しきれたか、自分でもいまいちわからないけれど、面白かった。


シャワーシャワー
喜多嶋隆 著

上梓された時、書評で賛否両論入り混じっているのを見て、今まで読むのを躊躇していた。
「シャキッ、すっきり爽やか〜」なキタジマ・ワールドと違ったらどうしようと怖かったが、キタジマ・ワールドは健在。
ただし、あらゆる意味で本物の大人向けかも。


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2006年09月23日

「村松友視の東海道中膝栗毛」

村松友視の東海道中膝栗毛村松友視の東海道中膝栗毛
十返舎一九/村松友視 著

十返舎一九の「東海道中膝栗毛」を前回読んだのは子供の時。
リアル東海道を歩いている関係上、「東海道中膝栗毛」を一度読み返してみようと思い立ったはいいけれど、原作、つまり江戸時代の文体に注釈がついているものしか見つからず、トホホ…。
そんな時に出会ったのがこの本。
非常に面白く、時折、お腹抱えて笑わしてもらいました。
昔読んだのは児童書だったため、かなり端折られていたみたいだし、「子供にはよろしくないであろう」と誰かが判断した部分も載っていなかった。
わたくしが覚えていないだけかもしれないけれど…。
今回は、そのあたりもちゃんと載っていて、弥次さん喜多さんが知り合った馴れ初めや、江戸を出立するに至った経緯などに仰天!


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2006年09月24日

「大草原のおくりもの」「山医者がんばる」「白い人たち」

大草原のおくりもの大草原のおくりもの
ローラ・インガルス・ワイルダー/ローズ・ワイルダー・レイン 著

テレビドラマ「大草原の小さな家」の原作者ローラと、その娘ローズが新聞などに発表した記事やスピーチ原稿などをまとめた本。
「事実は小説より奇なり」と言うけれど、ローラの一生は本当に波乱万丈だったと思う。
開拓者の娘としての旅や生活は、大人向けとしては講談社文庫から大きな森の小さな家大草原の小さな家プラム川の土手でシルバー湖のほとりで農場の少年大草原の小さな町この輝かしい日々のシリーズで出ている。
8ヶ月に及ぶすさまじい吹雪と飢餓体験を綴った長い冬(上)改版長い冬(下)改版が、なぜ講談社文庫のシリーズに含まれないのか疑問。
版権の関係なんでしょうかね?
わたくしは、ゆるぎない愛情でしっかりと結ばれたこの一家、特に親と子の関係が正直うらやましくて、何度も読んだ。
かなりハマった時期があり、大草原の小さな家の料理の本を見て、文中に登場する料理も作ってみたことがある。
だから、アルマンゾと結婚したローラの「その後」がちょっと気になるのだ。
結婚したローラの生活は、はじめの四年間や、わが家への道新版で、しばらくの間辿ることができる。
その一生は、ローラ愛の物語(上)ローラ愛の物語(下)で読んだが、今回、ローズの動向もかなり詳しくわかって満足。

山医者がんばる山医者がんばる
見川鯛山 著

自ら「田舎医者」「山医者」と名乗る那須在住・見川センセの日常を綴ったユーモアショート集。
え〜っと、見川センセの本を読んだことのない方は、田舎医者から読むことをお勧めします。
わたくしがはじめて見川センセの本に出会ったのは、もう25年近く前になると思う。
以来、時折出る文庫を買っていたけれど、最近は単行本ばかりだったのでご無沙汰していた。
ふと目にした見川鯛山、これにて断筆の書評にびっくり!
「もう歳で書けないから文筆をヤメる」という内容らしい。
「田舎医者」の時で中年過ぎっぽかったので、大変失礼ながら、とうの昔に…と思っていたのだ。
長寿を保ち、亡くなったのは去年とのこと。
「見川鯛山、これにて断筆」を読む前に、今までに出版されたセンセの本をできるだけ読んでおきたくなり、今日は「山医者がんばる」を楽しませていただいた。
センセって、人間が好きなんだろうなぁ。
地域医療についても考えさせられた。
本からイメージするセンセは「ヤブ」だけれど、那須連山で起きた遭難の山岳部(山岳会)発表報告書などを読むと、「検死してくれた見川医師へ挨拶に行った」などの記載を見ることがあるので、ちゃんとお仕事もしていたようだ、ということをセンセの名誉のために申し添えておく。

白い人たち新装版白い人たち新装版
フランシス・エリザ・バーネット 著

「小公子」「小公女」「秘密の花園」などで知られるバーネットに、幻の名作があると聞き、探し当てたのがこの本。
死者の魂を「白い人」として見ることのできる少女が語る神秘的で幻想的、かつ温かな物語。
心休まる死生観を感じた。


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2006年09月27日

「スキー万歳」「山医者の読みグスリ」

1979年12月に発行された「スキー万歳」(見川鯛山 著)は、絶版(?)のようで、ここに載せる表紙写真を入手できませんでした (ToT)
スキーをはじめた医学生の頃からの、スキーにまつわる四方山話。
センセの初期の作品ですが、飄々とした語り口はこの頃からだったんですね〜。
乏しい医薬品しかなく、なすすべもなくたくさんの死を見つめるしかなかった戦争体験、最愛の家族の死などは、読んでいるこちらも心が痛む。
そのような人生経験が、底抜けにお人好しで情け深くて洒脱な「山医者」「田舎医者」としての見川センセを作り上げる根底になったのかもしれないと思ったりした。

山医者の読みグスリ山医者の読みグスリ
見川鯛山 著

80歳の頃の著作。
夫婦でスキーするんですって!
しかも、診療もしてる?!
他者を温かく、情け深く見つめる目は健在。
80歳になっても「柔らかいココロ」を持つセンセを見習いたいものだと、しみじみ思う。
今までとちょっと違うなと感じたのは、医師として他者の死を見つめてきたセンセが、自らの死生観を書き始めている点。
体調不安でもあったのかと心配していたら、75歳の時に胃癌を患われたそう。
死ぬかもしれない病気をすると、普通の人でもいろいろと考えてしまうけれど、センセは医師だけに知識豊富なはず。
知っていすぎて、逆にきっつい時もあったんじゃないかと…。
でも、読者にはそれを感じさせず、さらっと読ませてくれるのはアッパレ。


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タグ:見川鯛山
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2006年09月29日

「ロマンスのR」

ロマンスのR
キンジー・ミルホーンシリーズ
ロマンスのR
スー・グラフトン 著

横領罪の服役が終わった大富豪の娘を刑務所へ迎えに行く依頼を引き受けたキンジー。
はじめは簡単に終わると思われた仕事だったが、横領の真相にFBIがからんできて、きな臭い。
さらに、新恋人出現でキンジー大忙し。

「アリバイのA」からB、C…とアルファベット順にタイトルをつけたキンジー・ミルホーンものの18冊目。
ということで、今回は20ページくらい読んだところでプロットがなんとな〜くわかってしまった。
故に、ちょっと辛めのお点で80点。
恋愛には今までかなり禁欲的だったキンジーが、新しい恋人と毎晩のようにお泊りだ〜の、お持ち帰りだ〜のされちゃって、ちょっとびっくり。
次作に続くであろう恋の展開が楽しみです。
しかし毎回のことながら、自宅でのキンジーの食生活、トホホ。


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2006年10月04日

「原爆の子」

原爆の子改版原爆の子改版
長田新 著

「広島の少年少女のうったえ」というサブタイトル通り、原爆の恐ろしさ、被爆した痛み、苦しさ、家族や友人を失った悲しみが切々と綴られている。
一瞬にして孤児になってしまった子、友人は全員死んでしまい、生き残った自分に罪悪感を感じる子、火のまわった家の下敷きになった肉親を助け出すことができず、火に追われて泣きながらその場を離れて行くしかなかった子…。
心からの叫びは読んでいて苦しく、何回読んでも本当に痛ましい。
でも、世界で唯一の原子爆弾被爆国民として、いや、被爆国に生まれたからこそ、絶対に避けて通ってはいけないことだと、わたくしは常々思っている。

原爆投下時、爆心地の温度は摂氏4000度になったとも、7000度になったとも聞く。
太陽の表面温度ですら、約6000度。
鉄が溶ける温度は1500度。
爆心地付近にいた人は文字通り、瞬時に「蒸発」してしまった。
そして、爆風と放射能。

わたくしが子供の頃、近所に住んでいたおばさんは、真夏でも長袖を着ていた。
ノースリーブはもちろん、半袖姿も見たことがない。
スカートもぞろっとした長い丈だったし、だいたいはズボンをはいていた。
ずっと後になって、おばさんは広島で被爆し、幸いどこにも傷は受けなかったけれど、被爆以来、ちょっとぶつけたり疲れが溜まると身体に内出血の点がポツポツと出て治りにくいので、肌を隠していると知った。
被爆後20年以上経っていたのに、おばさんの「戦後」はまだ終わっていなかったのだ。

原爆投下から61年経った。
「あの時」の記憶を持っている人は高齢になりつつあり、あと30〜40年もすれば、体験者はいなくなってしまう。
愚かな歴史を繰り返さないためにも、「原爆の子」は世界中の人に読んでもらいたい本だと思う。

なんの因果か、この本を読んで溜息をついている時、北朝鮮が核実験を予告したと知った。
外交カードとして使うのだろうという人がいる。
本当に実験するだろうという人もいる。
プロメテウスの火は、絶対にもてあそんではいけないものなのだ。
これからどうなるのか考えると、どうにも暗い気分になってしまう…。


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2006年10月17日

「自殺直前日記」

自殺直前日記自殺直前日記
山田花子 著

あぁ、わたくしってバカだ。
書いてあることがほとんど理解できなかった orz

著者は、わたくしのような凡人には想像もできない鋭敏な感受性を持っていたらしいこと、その感受性の高さから様々な事柄が彼女のアンテナにはビンビン来て、生きていることが苦しかったようだ、というところはなんとな〜く伝わってきた。
でも、その「ようだ」も、違ってるかもしれない。

共感したとか、面白くなかったなどの感想を持つ域まで達せなかった。
どないしましょ…。


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2008年03月29日

その後の「大草原の小さな家」

ローラ・インガルス・ワイルダーの「大草原の小さな家」シリーズが好きだ。
今までわたくしが知っていた中で、ローラ自身が書いた書籍の一番最後の本は、結婚したローラが遥か遠くの町へ移住する途中に記した日記の「わが家の道」だった。
その後のローラの足跡は、別の作家が書いたローラの伝記のような形で読んだので、彼女の一生を一応は把握している。
「大草原の小さな家」は、物語のストーリー性や、みずみずしいローラの感性が紡ぎ出す描写や会話も大きな魅力だと思う。
そのため、事実が淡々と並べられている伝記はいまいち歯ごたえがなかった。

図書館で、なんとなくフラフラと迷いこんだ少年少女向け文学作品の棚。
背表紙に書かれた「ロッキーリッジの小さな家」「オウザークの小さな農場」「大きな赤いリンゴの地」にピンと来て、手に取った。

「大草原の小さな家」シリーズの続き!

続編のシリーズが出版されているなんて、全然知らなかった。
著者はローラではなく、ローラの子孫の関係者(?)でしたが、ローラの文体やストーリー運びに似せるよう、かなり努力して書いた模様。
棚にあった6巻、全部借りて、一気に読んだ。
満足満足、面白かった!
文庫化されているならぜひ買いたいけど、単行本しかないみたい。
その点だけが非常に残念だ。

  

  

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